中国「謎の政商」がついに拘束

途上国で神出鬼没のサム・パが反腐敗摘発に連座。インドネシアのアンゴラ石油輸入は破談。

2015年12月号 BUSINESS

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「中国の資源漁りの代理人」として本誌が2012年1月以来追ってきた悪名高い香港の投資家サム・パ(徐京華)が、窮地に陥ったようだ。数々のスクープ報道で名を馳せた中国の経済誌「財新」が10月13日、パが8日夕に北京のホテルで身柄を拘束されたと報じている。現時点(11月初旬)では、財新が報道した複数の匿名取材源以外に拘束を確認する情報はない。だが、事実だとすると、パが10年以上かけて作り上げ、背後で操る原油開発から不動産投資まで何でもこなす巨大投資グループ「88Queensway」(本拠のある香港・金鐘道の英語名、略称88Q)が打撃を受けるのは避けられないだろう。複数の国の法制度にまたがり、複雑で不透明な組織構造をもつ88Qは傘下に100以上の企業があるとされるが、中核企業として知られるのは中国国際基金(CIF)やアンゴラの国営石油会社ソナンゴルと合弁で設立した安中石油(チャイ ………

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