南沙と中国「軍改」ジレンマ

南シナ海で「航行の自由」作戦発動。新段階に入った米中緊張下で、習近平が目論む解放軍改革の成否は。

2015年12月号 GLOBAL [米艦哨戒と習近平]

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10月27日、米国防総省は海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」を南シナ海・南沙諸島のスービ礁およびミスチーフ礁から12カイリ(約22キロ)以内の海域に送り込み、哨戒活動を実施した。両礁では南沙諸島の領有権を主張する中国が大規模な埋め立てを行い、滑走路やレーダーサイトなどの軍事施設の建設を進めている。「航行の自由」作戦と名付けた今回の米軍の活動は、これらの人工島に対する中国の領土・領海の主張を認めないという米政府の意志を実際の行動で示したものだ。南シナ海の主権を「核心的利益」とする中国は、これに猛反発で応じた。ミサイル駆逐艦「蘭州」と巡視艦「台州」の2隻を派遣してラッセンを追跡し警告を発するとともに、「中国に対する重大な挑発であり、南シナ海の平和と安定を損なう」と外交ルートを通じて強く抗議した。8日後の11月4日にマレーシアで開催されたASEAN(東南アジア諸 ………

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