「三井不動産」が嵌めた旭化成

下請けをスケープゴートに仕立てた三井不動産と三井住友建設。短い杭を与えた元請けが裏切られたなんて嘘っぱちだ。

2015年12月号 BUSINESS [売り主と元請けが結託]

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横浜市都筑区のマンション傾斜問題が表沙汰になったのは10月14日だった。その翌日、デベロッパーの業界団体である不動産協会が催すマスコミ懇談会で、挨拶に立った三井不動産会長(以下、三井不)の岩沙弘道は苦笑いをしながら、こううそぶいた。「私たちも被害者なんですよ」顔馴染みの大手マスコミの幹部に囲まれ、思わずホンネを漏らしたようだ。実際、蜂の巣をつつく騒ぎになっても、売り主の三井不動産レジデンシャルと、親会社の三井不は記者会見を開こうとしなかった。11月6日の中間決算で、漸く姿を見せた三井不の佐藤雅敏常務執行役員が初めて謝罪したが、わずか40分で会見を打ち切った。売り主の説明責任はどこへやら。岩沙の率いる三井不グループは、世の中を舐めていないか――。傾斜マンションの売り主が「被害者」とは、開いた口が塞がらない。

「諸悪の根源は杭打ち」と決めつけ

実は日経新聞がスクープする5日前(10月9日 ………

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