首相外交の企画・立案は、たった一人の側近スーパー官僚、今井尚哉首相秘書官が采配を振るう、世にも稀な事態。
2015年12月号 POLITICS [外務省は蚊帳の外]
米フォーブス誌恒例の「世界で最も影響力のある人物ランキング2015」で、ロシアのプーチン大統領が3年連続の1位になった。2位はドイツのメルケル首相(昨年5位)、3位が米国のオバマ大統領(同2位)、4位ローマ法王フランシスコ、5位中国の習近平国家主席。プーチン氏は「自分がやりたいと思ったことを成し遂げる力」が評価された。メルケル氏は欧州を脅かす難民流入と金融危機に対処するキーパーソンである。もちろん資産家向け専門誌の性格上、平和や人権、美や創造性といった価値は度外視され、幸・不幸を問わず他人の運命を左右する広がり、財力の大きさなどを基準に選ばれるから、6位ビル・ゲイツ氏以下、上位にIT企業家がずらりと並ぶ。日本からはトヨタの豊田章男社長の28位(同34位)を最高に、50位日銀の黒田東彦総裁(同48位)、51位ソフトバンクの孫正義氏(同38位)といった顔ぶれだ。安倍 ………
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