NTT以来の大型上場に投資家の反応は上々。値上がりより「割安」「高配当」がウリ。
2015年11月号 BUSINESS
来年6月、日本郵政は株式上場後初めての株主総会を“さいたまスーパーアリーナ”で開催する。1万人もの株主の出席が見込まれるため、都心の一流ホテルなどでは収容しきれないのだ。東京ドームにも打診したが、リハーサル等もあって1週間前後の借り切りが必要となり、日程が合わず断念した。国内上場企業で最も株主数が多いのは、みずほフィナンシャルグループ、第一生命保険でそれぞれ90万人弱。11月4日に上場する日本郵政グループ3社(日本郵政とその子会社のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)の株主数はこれを上回る百万人規模に達する公算が大きい。1987年のNTT(日本電信電話)上場以来、約30年ぶりの超大型IPO(新規株式公開)に銀行、証券会社の顔色も変わっている。野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの幹事証券各社は土日返上、人海戦術で投資勧誘の電話をかけまくる。NTT上場時の熱気 ………
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