羽田発着「都心低空飛行」の物議

白金、広尾、代官山など高級住宅地の上空を解禁。五輪や中国人観光客の「おもてなし」に住民は納得するのか。

2015年11月号 LIFE [首都圏空港を機能強化]

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「智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ」よく知られた高村光太郎の『智恵子抄』の詩である。妻の故郷、福島の空と違い、どんより曇る東京の空は狭かった。超高層ビルが林立する今の東京も、それは変わらない。景観だけではない。「空の玄関」羽田空港にとっても狭いのだ。10月1日、中国「国慶節」の7連休が始まり、羽田や成田に中国人観光客が団体、家族連れなどでどっと押し寄せた。インバウンド消費期待の百貨店、ブランド店、リゾートなどは、中国経済減速の懸念を吹き飛ばす勢いで、訪日客は単月で過去最高を記録した8月の59万人(前年同月比133%増)をも上回る可能性があるという。昨年の訪日外国人数は合計で約1300万人、旅行消費額は2兆円だった。これを早期に2千万人に引き上げ、成長の力が大きいアジアの来日客を呼び込んで、その“爆買い”を消費の下支えにするのが安倍政 ………

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