哀れ「兜町の風雲児」加藤暠の末路

捜査は大詰め。大物仕手筋の面影はなく、「風説の流布」で捕まるほど食い詰めていた。

2015年11月号 DEEP

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かつて「兜町の風雲児」と呼ばれ、大物仕手筋の代表格だった加藤暠(あきら)(74歳)――。その関係先が風説の流布の容疑で証券取引等監視委員会による強制調査を受けたのは今年3月。それから半年余り、捜査は水面下で大詰めを迎えているようだ。長く沈黙していた加藤の名が株式市場でまたぞろ注目されるようになったのは2011年のことだった。その年11月1日、「時々の鐘の音」と題する自身のホームページを6年ぶりに更新、「般若の会」なる新団体の代表を名乗ったのだ。加藤は長文のコラムで、実名こそ伏せたものの、ある銘柄を取り上げ、「マグマの爆発」を予言した。過去に自らが手掛け、株価が13倍にもなった兼松日産農林を引き合いに出し、その銘柄は2‌00円台から1300円まで駆け上がるとしたのである。加藤が予言した銘柄はすぐに新日本理化だと割れた。翌日から同社株の商いは膨らみ、みるみる値を ………

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