2015年11月号 DEEP
北朝鮮の金正恩第一書記は10月9日、労働党創建70周年(10日)記念行事出席のため訪朝した中国共産党の劉雲山・政治局常務委員と会談、「両国関係の発展・強化」で一致した。気の早い北朝鮮ウォッチャーの中には、中朝首脳会談の早期実現の可能性を指摘する観測もあるが、「時期尚早」との声が有力だ。北朝鮮の国家宇宙開発局は9月14日、党創建70周年に合わせ、「衛星」打ち上げと称する長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆した。翌日には、原子力研究院院長が4度目の核実験も辞さない構えを表明。9月3日の中国の抗日戦勝利の軍事パレードに派遣した側近の崔竜海書記を、中国が冷遇したことへの意趣返しとも見えた。金第一書記も軍事パレードに招待されていたが、「北京空港まで習近平自ら出迎えに来ること、天安門の城楼の上に金正恩を習近平と並ばせることを参加の条件にしたとの情報がある」と ………
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