MRJ霞む「ボーイング爆買い」

習近平訪米で300機購入の衝撃。巨大市場に工場も引きこみ、集積地をめざす。日本の誘致危うし。

2015年11月号 BUSINESS [航空機元年と中国台頭]

  • はてなブックマークに追加

戦後初の国産旅客機YS-11が初飛行をして53年。およそ半世紀を経てYS-11以来の国産旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)が開発され、10月後半にはいよいよ初飛行が予定されている。アベノミクス成長戦略の柱の一つとして期待する航空機業界関係者などからは、今年を「航空機元年」とする声が盛んに聞こえるが、その矢先に、冷水を浴びせかけるようなニュースが米国から流れてきた。米国太平洋岸のシアトル――世界最大の航空会社ボーイングの「聖地」を9月23日、中国の国家主席、習近平が訪れた。同社エバレット工場を視察した習は、「AIR CHINA 中国国際航空公司」と書かれた737機をバックに記者会見に臨み、同社の旅客機を300機購入する契約を結んだと発表した。これとともに、ボーイング社の工場の一部(737シリーズの塗装や機体納入用の施設)が中国に置かれることになった。ボーイングが一部 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。