「次は設備投資」ゴマすり榊原経団連

何でもかんでも「安倍盲従」。企業の内部留保300兆円を吐き出させる設備投資目標にも肩入れ!

2015年11月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が日本時間の10月5日に大筋合意した。3度にわたる延長という異例のマラソン交渉は米アトランタで開かれたが、期間中、舞台となったホテルに三井物産会長で経団連副会長の飯島彰己の姿があった。「討議場から出てきた甘利大臣(明、TPP担当相)に『お疲れさま』と声を掛ける大切な役目」と、経団連関係者は言う。民間人の出る幕はないが、経団連としてエールを送るため、わざわざ渡米した。「飯島氏が名乗り出たわけではなく、経団連会長の榊原定征から同行を頼まれたそうだ」(経団連関係者)榊原の出身母体である東レの連結売上高は2兆円に過ぎず、名だたる経団連副会長企業に比べ見劣りがする。榊原が「アトランタに行ってくれ」と頼んでも「忙しい」と断られるのがオチだ。そこで同じ三井グループの飯島に頼み込んだ。飯島と三井不動産会長の岩沙弘道は、榊原が無 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。