浜岡原発付近で群発地震、東海地震の前兆か

2015年10月号 DEEP

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大手メディアはどこも報じないが、8月29日から9月1日にかけて、静岡県の御前崎付近を震源に8回の有感地震があった。29日夜に震度1と2が計3回、31日夜に震度1と2が都合4回、そして9月1日未明に震度3の地震が起きた。気象庁の地震防災対策強化地域判定会は「震源は深さ10キロ程度の地殻内で、プレート境界で起きる東海地震とはタイプが異なる。直ちに東海地震と結びつく変化は観測していない」と発表したが、御前崎の目と鼻の先にある浜岡原発の近接住民は「深夜にドスンと来た」と不安を漏らす。地元大学の研究者は「地震は比較的珍しい場所で起こった。1週間以内に大ぶりのが来たら危ない」と警戒する。その矢先の8日の夜、御前崎市や牧之原市で震度3の地震が発生した。震源は駿河湾のフィリピン海プレート内で深さ23キロ、マグニチュード4.6を観測した。気象庁は「4年前に発生した震度5弱の地震の余震 ………

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