天津「大爆発」が政争に引火

地元当局の原因隠蔽に党長老の李瑞環の影。習近平は泥沼覚悟で、安泰だった天津閥の牙城に切り込むか。

2015年10月号 DEEP [[泥沼化する反腐敗]]

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9月3日、北京の天安門広場で行われた「抗日戦争勝利70年」記念軍事パレードは、習近平国家主席(共産党総書記と党中央軍事委員会主席を兼務)が絶対的指導者としての権力確立を誇示する晴れ舞台になると見られていた。ところがパレード当日、天安門の楼上に姿を現した顔ぶれにチャイナウォッチャーは困惑せざるを得なかった。習のすぐ左隣に前々任の江沢民、その隣に前任の胡錦涛が立っていただけではない。李鵬、朱鎔基、温家宝という過去三代の首相はもちろん、最高指導部である中央政治局常務委員会の元メンバーが最高齢(98歳)の宋平を筆頭に勢揃いしていたからだ。

中国消防史上最悪の惨事

これをどう読むべきか、ウォッチャーの解釈は割れている。パレードの1カ月余り前の7月30日、習政権は胡錦涛時代の軍の制服組トップで江沢民の子飼いとされる郭伯雄(前中央軍事委副主席)の党籍剝奪を決定。習と江の権力闘争が事 ………

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