「難民殺到」トルコが危険な賭け

「経済の奇跡」どこへやら。今や四面楚歌のエルドアンが11月再選挙で強行突破を図る。

2015年10月号 GLOBAL

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トルコの6月の総選挙では与党公正発展党(AKP)が13年ぶりに過半数割れに追い込まれ、野党との連立協議も不調に終わったため、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は11月1日に今年2度目の総選挙を実施することを発表した。AKPを率いるエルドアンは窮状打開を狙ってトーチを掲げたつもりかもしれないが、足元に充満する可燃ガスの海には気がついていない。AKPは前回6月7日の総選挙では投票総数の約41%しか獲得できず、国内は押し寄せる難民、テロ、景気減速と難問山積だ。前回の総選挙は、ちょうど一年前に大統領に就任したエルドアンにとって初めての挫折となった。エルドアンは1994~98年にイスタンブール市長、2003~14年まで首相と、20年にわたってトルコ中枢に君臨してきた。01年にAKPを結成、14年に大統領に就任して党首の座を降りるまで3回の総選挙で党を勝利に導いた実績もある。

クルド抑え込みに躍起

ほん ………

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