「松阪宝船」壊した市長に遺恨戦

「無投票当選」慣れっこの全党派がサボタージュ。市議会リコール運動も不成立で辞職するが。

2015年10月号 LIFE

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「山中市長になって市政がぐっと身近になったのに、これでまた逆戻りするのでしょうか」無念そうに語るのは、三重県松阪市に住む周藤雅勝氏である。6~7月にかけて市議会解散請求(リコール)の署名運動を展開した市民グループの事務局長を務め、4万761人の有効署名を集めた。しかし住民投票実現に必要な有権者の3分の1(4万5042人)をわずかに下回り、市議会解散は実現せず、山中光茂市長(39)は9月30日付で辞職することになった。住民がリコールの署名運動に大々的に取り組み、かつ法定数に届かなかったとはいえ、全市民のほぼ4人に1人が市議会解散を要求するなどは異例中の異例といっていい。松阪市の“椿事”の背景にあるのは、地方自治の桎梏(しつこく)ともいえる首長、議会の二元代表制の矛盾である。

「談合」選挙が当たり前

人口約17万人の松阪市の市長選挙は保守・革新を問わず各政党、各会派、各団体、が市長選前 ………

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