アイフル「死んだふり再生」に弁護士・司法書士が怒り心頭

2015年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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一時は倒産の瀬戸際に立たされたサラ金大手のアイフルが、2020年4月末が弁済期日の借入金を、15年8月末に前倒し完済した。これでアイフルに対する金融機関の特別支援は終了し、格付投資情報センター(R&I)は、その格付を「CCC+」から「シングルB」に引き上げた。
アイフルは約6年間にわたる経営再建の期間中、倒産リスクを自ら積極的にアピールし、返済を遅らせるあの手この手を繰り出し、生き残りを図った。過払い金返還請求が急増した11年には、創業者である福田吉孝社長自ら「過払い金が4割程度に減額されなければ倒産する可能性がある」と、異例の「手紙」を弁護士事務所あてに送りつけたことは、今も語り草だ。「メーンバンクの三井住友信託銀行と手を握り、実にしたたかだった」(ある弁護士)。
近年、アイフルの新規契約者数の伸びはライバルのアコム、SMBCコンシューマーファイナ ………

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