あたふた日経「覚悟なきグローバル化」

「英語が社内公用語に?」――。部長・デスクの再配置とグローバル人材の育成、企業に甘い報道姿勢の克服が課題。

2015年10月号 BUSINESS

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「英語が社内公用語になるのか?」「フィナンシャル・タイムズ(FT)との記者交換は増えるのか?」――。日本のマスメディアとして初めて、世界的メディアの買収に踏み切った日本経済新聞。FT買収発表の直後、東京本社で開かれた部長会では切実な質問が相次いだ。岡田直敏社長は「あなた方の中でTOEIC900点以上の人でも、FTの記者と英語でわたり合い、デスクをできるわけじゃないから」などといずれも否定したというが、突如降って湧いたようなグローバル化に、社内は気もそぞろ。野心的な決断をしたものの、「日本語の壁」や企業に甘いと揶揄される取材姿勢の克服など、世界に打って出る準備も覚悟も不十分と言わざるを得ない。7月24日午後、帝国ホテルで開かれた喜多恒雄会長と岡田社長の記者会見の模様を実況で伝える「日経電子版」に、本社のほとんどの社員が釘付けになっていた。大半の社員にとってF ………

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