福祉用具利権の巣窟 「テクノエイド協会」

データベース登録商品にお墨付きを与える厚労省丸抱えの天下り法人。一部の関連業者・団体との癒着も。

2015年9月号 BUSINESS

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日本国内ではほとんど耳にしない地方の小さな会社の製品が、中国の医療・介護業界で熱い視線を集めている。新星メホール株式会社(兵庫県神戸市)が製造・販売する床ずれ防止用マット「ホットケアマット」だ。深圳の病院や介護施設を中心に導入が進み、中国全土に広がりつつある。ホットケアマットが引く手なのは、厳しい審査で知られるFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けた「医療器具」だからだ。「蓄熱性のあるブラックシリカ(黒鉛珪石)を粉状にしてマットに仕上げたもので、高い温熱効果があり、2005年にFDAの認可を取得した。大阪大学医学部や国立帯広畜産大学の臨床研究でも使用者の血管拡張作用や血流の促進効果が認められている」(同社の宮原照之代表取締役)そんな優れた製品ならば日本でも注目されて然るべきだが、国内では流通していない。三越、伊勢丹などデパートの催事場で直販される ………

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