経産省が新日鉄狙い撃ち、「電炉再編」の火花

2015年9月号 BUSINESS

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「本当のターゲットは業界の盟主」――。経済産業省は6月に「金属素材競争力強化プラン」なるペーパーをまとめた。このプランの表向きは鉄鋼・非鉄金属業界の体質強化を狙った官僚の論文だが、その中で構造不況業種の代表格とされる電炉業界を俎上に載せ、「再編は不可避」と断じている。中途半端な経営規模の事業者が乱立する電炉業界の供給過剰体質は今に始まったわけではない。役所主導の再編には「今さら」感がつきまとうが、鉄鋼業界関係者の間では、このプランの真意は「グループ企業の整理が遅れている新日鉄住金を経産省が狙い撃ちにした点にある」と囁かれている。製鉄会社は高炉と電炉に大別される。大規模な製鉄所(高炉)では、鉄鉱石とコークスから鉄鋼を作り出し、自動車メーカーなどに納入する。一方、鉄スクラップを溶かして主にH形鋼といった建設鋼材を製造するのが電炉だ。高炉メーカー ………

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