ブルームバーグよりツイッターが市場インパクト

2015年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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欧州連合(EU)ユーロ圏は財政危機に陥ったギリシャに第3次支援を行う方針で基本合意した。その間、ギリシャ支援協議は曲折をたどり、節目となるニュースが伝えられるたびに金融市場は激しく反応した。
だが、一連のニュースを伝える上で、最もパワフルだったのは新聞、テレビ、通信社といった既存メディアではなく、ツイッターだった。
交渉当事者のつぶやきは瞬く間に世界に拡散され、金融市場やマスコミだけでなく、時には交渉そのものにインパクトを与えた。欧米社会ではツイッターが、既に情報インフラになっている現実を見せつけた。
先のギリシャ支援協議では、ギリシャのチプラス政権だけではなく、EUや国際通貨基金(IMF)などの債権者側も盛んにツイート(つぶやき)を通じて世論に訴え、交渉に揺さぶりをかけた。チプラス首相が財政緊縮の是非を問う国民投票を決めてから、ギリシャをめぐる ………

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