FIFA「起訴状」に潜む日本人

日本サッカー協会のオトボケに騙されるな。汚れた構図は同罪。本誌が暴く疑惑の数々。

2015年8月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

「なでしこジャパン」の女子ワールドカップ(W杯)銀メダルに日本中が一喜一憂しているうちに、いつのまにかFIFA(国際サッカー連盟)汚職関連の報道がぴたりとやんだ。6月19日、パラグアイの日刊紙とスペインのスポーツ紙ASが、日本サッカー協会(JFA)が2000年に南米連盟(CONMEBOL)のニコラス・レオス会長(当時)らに謝礼金150万ドル(約1億8500万円)を支払ったと報じたのに、JFAで当時副会長だった小倉純二名誉会長(76)が「ありえない。すべて出納帳に記してある」と全面否定すると、日本の一般紙もスポーツ紙も一緒に「怒りの会見」と葬り去った。W杯に水を差させまいと、JFA広報は本誌の電話に剣もホロロ。それなら、御用メディアとは異次元の徹底取材で、心胆を寒からしめて進ぜよう。米司法省のFIFA起訴状が02年日韓共催W杯を跨いだため、JFAはほっとしたろうが、AS報道で内心慌てたはずだ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。