トルコ「新スルタン」に暗雲

独裁に反発、6月選挙で与党が過半数割れ。ロシア接近で原発の行方に日本も気を揉む。

2015年8月号 GLOBAL

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13年間にわたりトルコで単独政権を維持してきたレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領率いる公正発展党(AKP)は、6月の議会選挙(一院制・定数550)で過半数割れに追い込まれ、7月初め時点で連立協議が続いているものの、今後の展開は予断を許さない。AKPと野党各党はシリアをめぐる外交政策や大統領の権限、汚職捜査などでまったく政策が噛み合わないため、協議がまとまらなければ再選挙の可能性もある。AKPは投票総数の約41%を獲得したに過ぎず、どの政党も過半数を得られなかった。世俗主義原則を掲げる中道左派で最大野党の共和人民党(CHP)は24・95%、トルコ民族主義を主張する極右の民族主義者行動党(MHP)は16・29%、少数民族クルド系住民を支持基盤とする国民民主主義党(HDP)が13・12%だった。7月1日、AKPのイスメト・ユルマズ前国防相が議長に選出されたが、エルドアン大統領がア ………

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