米利上げに「新指標」乱反射

「GDPナウ」「GDPプラス」…地区連銀や商務省が工夫した指標で一喜一憂。ドル高をFRBは懸念するが。

2015年7月号 BUSINESS [GDP見極め百家争鳴]

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リフトオフ(Liftoff)――ロケットが発射台から飛び立つことを意味する。リーマン・ショック後の2008年12月から続く米国のゼロ金利政策の打ち止め、利上げを今はそう呼んで市場は右往左往する。景気が良くなってきたのでリフトオフに踏み切る、と言い切れればよいのだが、米連邦準備理事会(FRB)にとって何とも悩ましいのは、米国の国内総生産(GDP)の精度に疑問が生じている点である。連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーであるFRBの地区連銀同士で、GDPを巡り百家争鳴の論争が起きている。きっかけは商務省が4月29日に発表した1~3月期のGDP。実質成長率は前期比年率でわずか0.2%。1%前後を見込んでいたエコノミストたちは顔色を失った。ロサンゼルスなど西海岸の港湾ストの影響で荷動きが滞った。昨年ほどではないにせよ、寒波が襲い生産や消費が落ち込んだ。ドル高で輸出が打撃を被った。原油 ………

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