「FIFA摘発」瀬戸際の電通

7年越しの調査報道がついに実った。本誌が追及したFIFA腐敗の“共犯者”電通に、米国の捜査の手は及ぶのか。

2015年7月号 DEEP [暴かれたスポーツ利権]

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ヨーゼフ・ブラッター(愛称ゼップ)が国際サッカー連盟(FIFA)の会長に再任される段取りはすべて整っていた。5月28~29日、チューリヒで開かれたFIFAの第65回総会の会長選挙で、ゼップが5期連続で当選することを疑う人は誰もいなかったのだ。欧州サッカー連盟(UEFA)だけが、40年近くにわたってさまざまな汚職疑惑に揺れるFIFAの中核にいたゼップの再任に反対し、対抗馬だったFIFAの副会長を務めるヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン王子を推した。だが、さすがに米連邦捜査局(FBI)の一斉摘発は勝手が違った。5月27日、米政府の要請を受けたスイスの司法当局が、チューリヒ湖畔の5つ星ホテル「ボー・オー・ラック」に踏み込み、総会を控えて宿泊していた7人の関係者をつぎつぎと逮捕。FBIはこの7人の身柄の米国送還をスイス当局に要請している。これまでにニューヨークの連邦地方裁判所に「組織 ………

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