英国「EU国民投票」へ二面作戦

単独過半数の保守党政権。加盟条件再交渉を有利に導き、Brexitの是非を問いたいが。

2015年6月号 POLITICS

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5月7日の英国総選挙で、デビッド・キャメロン率いる与党保守党が議会下院(定数650)で単独過半数を獲得、キャメロン政権の続投が決まった。野党労働党との間で予想外の大差が開いたことは、今議会期の5年間は保守党が政権を維持する可能性を暗示する。だが、比較的安定した議会運営が見込まれるとしても、国際関係面でも波乱とは無縁というわけではない。首相は欧州連合(EU)に根本的な改革を求めており、英国の加盟条件の再交渉を行った上で、EUに残留するか離脱(Brexit)するかを問う国民投票を2017年末までに実施すると言明している。公約は首相にとって相当な頭痛の種となるはずだが、党内の「欧州懐疑派」をなだめるためには後に引くわけにはいかない。投票を行うことを前提にしているのはまず間違いない。1975年の労働党ハロルド・ウィルソン政権以来初めて、英国は国民にEU(75年当時はEEC) ………

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