深見「ワールドメイト」の錬金術

「現代の弘法大師」を自称し「宗教界のギャグ王を目指す」と公言する深見東州教祖とは何者か。

2015年6月号 LIFE [メディアを手玉の異能教祖]

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深見東州こと半田晴久氏(64)は、静岡県伊豆の国市に総本部がある神道系新興宗教団体「ワールドメイト」の教祖である。深見氏は「万能の天才」、「現代の弘法大師」、「21世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と自称する一方、教団ホームページで「宗教界のギャグ王を目指したい」と公言。かと思うと自著『強運』では、「守護霊、前世といったものまで“見える、写せる”」超能力者だと称し、「特別に神霊世界の許可」をもらい土星などを何度も訪れていると大真面目に書いている。 「この人、いったい何がやりたいんですかね。何だか胡散臭いですね」深見氏は中高生時代、世界救世教の信者だったことがあるが、救世教の幹部は深見氏の著書をめくりながら、そう言って顔をしかめた。要は、自他共に認める異端、異能の宗教家なのだ。昨年11月、深見氏は歌手の小林旭と渋谷公会堂で「進撃の阪神巨人演歌コンサ ………

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