「オバマ嫌い」ビビが極右連立政権

薄氷の5党合意。米国育ちのエリートの複雑な内面は、ときに「戦術あって戦略なし」。

2015年6月号 GLOBAL

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21世紀初頭にユダヤ人の人口が、ナチスのホロコーストの犠牲者数600万人を突破、その後も欧州のテロ事件の影響で移民が増え続けるイスラエルは、「ビビ」の愛称で知られるベンヤミン・ネタニヤフ首相に再び国家の命運を託した。3月の総選挙でリクードが第一党になり、交渉期限の5月6日ぎりぎりになって極右政党「ユダヤの家」を含む5政党による連立内閣樹立で合意にこぎつけた。別の極右政党「イスラエル我が家」が政権入りを拒み、中道政党の取り込みにも失敗したため、与党の議席数は61と過半数スレスレ。パレスチナ国家樹立を否定し、ガザ地区のイスラム原理主義組織ハマスの壊滅を主張する「ユダヤの家」に重要閣僚ポストをあてざるをえず、第四次ネタニヤフ内閣は一段と対外強硬路線に傾斜しそうだ。ビビはもはや“犬猿の仲”のバラク・オバマ米大統領の任期中にホワイトハウスに友人を持つことはあ ………

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