「日米印」包囲網に焦る中国

中国が海自の最新鋭飛行艇のインド輸出に過剰反応。「機首だけ」の試作機を喧伝する異様。

2015年5月号 GLOBAL

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中国共産党の機関紙『人民日報』の国際版『環球時報』など、当局系メディアが、独自開発による大型飛行艇「AG600」の機首が納品され、その性能は、海上自衛隊の最新鋭救難飛行艇「US2」より勝れると、盛んに喧伝している。AG600は、中国航空工業集団公司(AVIC)の統括下で開発が行われ、別名AVIC TA-600ともいう。3月17日に組み立てが完了した機首が、機体製作担当企業へ引き渡される際、仰々しい式典が催され、「世界最大の水陸両用機、完成間近」と、大々的に報じられた。

非常識な「機首だけ」式典

発表によればAG600は、全長、主翼幅がともに40メートル、全重量53.5トンで離昇出力5103馬力のターボプロップ・エンジン4基搭載、最大速度570キロ/時、航続距離5‌5‌0‌0キロ。中国メディアは、ことさらAG600と海自のUS2を比較し、スケール(機体、重量)、性能とも勝れると持て囃す。ちなみにUS2は全長33.25メートル、主翼幅3 ………

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