「千載一遇の商機」に現場でトラブル多発。泣きを見るCATVを尻目に、NTTは高笑い。
2015年5月号 DEEP
スマートフォン(スマホ)とNTT東西の光回線をセットにして料金を割り引く「セット割」サービスの提供が3月から始まった。通信業界では久しぶりの「大型案件」で、各社が力を入れたのは、「転用」と呼ばれる既存のフレッツ光ユーザーの「引き剝がし」戦略だ。セット割は、NTT東西から光回線を月額3500円で卸してもらい、それを各事業者が自社ブランドで再販するビジネスモデル(名称は「サービス卸」)。既にフレッツ光を利用しているユーザーであれば、プロバイダー契約の変更のみで、新たな回線の引き込み工事が不要なので、売り込みのハードルが低い。ユーザーの側も通信環境を大きく変えることなく割引を享受できるので、この千載一遇のチャンスに通信事業者傘下の販売代理店は猛然と勧誘攻勢をかけた。ただ、代理店の中には行儀の悪い輩もいる。スタッフの尻を叩き、販売ノルマの達成こそが至上命 ………
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