武田TBS社長と「羊たちの沈黙」

あっと驚く返り咲き人事。「裏社会の案内人」との黙契を武器にのしあがった敏腕記者の素顔。

2015年5月号 BUSINESS

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1980年代末バブルと90年代バブル崩壊の最前線を知る世代にとって「兜町の石原」の名は忘れ難い。2年前の4月14日、情報誌「現代産業情報」発行人、石原俊介(本名・俊)は71歳で病死した。葬儀は同18日に東京・江戸川区東葛西の平安祭典葛西会館で行われたが、心なしか寂しい式場だったのは、通夜にも告別式にも「石原組の若頭」が姿を見せなかったからだ。暴力団から政官財まで縦横の人脈から情報を得ていた「裏社会の案内人」(伊藤博敏著『黒幕』より)に、かつて群がった企業人やジャーナリストの葬列から「彼はどうした? あれだけ親しかったのに葬式は欠席か」という声が漏れ、別の声が応じた。「今は立場が微妙なのさ」それから2年近く、石原の三回忌が迫るこの3月12日、TBSホールディングスの取締役会は、この「若頭」と言われた62歳の武田信二取締役(BS-TBS社長)を地上波のTBSテレビ社長に ………

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