後藤健二氏の遺骨帰還へ重い腰を上げた首相官邸

2015年5月号 POLITICS [インサイド]

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「イスラム国」(ISIL)に殺害された後藤健二、湯川遥菜両氏の遺骨の帰還交渉をするか否かで、日本政府の方針は揺れ動いた。菅義偉官房長官は後藤氏の殺害動画が流れた翌日の2月2日、記者会見で早々と「相手は無法者、テロ集団であるから交渉しない」と述べた。遺骨の帰還要求を出しもせず、端から諦めた政府の態度に、元外務省国際情報局長の孫崎享氏は「なんと情けない国になったのだろう。自国民の遺骨引き取り要求もできない国になったのか」と、ブログで慨嘆した。政府の姿勢に苛立つ遺族は、新右翼団体「一水会」を通じた帰還交渉に乗り出した。後藤氏の実母・石堂順子氏は、イラク渡航歴が23回に及び中東問題に詳しい木村三浩・一水会代表に遺骨帰還交渉の同意書を渡した。徳洲会事件で仲介役を果たした木村氏の登場に、政府情報筋は神経を尖らせた。遺族の同意を得た木村氏はロシア経由で3月15 ………

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