夢しぼむ東芝WH「日の丸原子炉」

安倍官邸が憮然。トルコで知らぬ間にWHが中国と組んだ。米中連携に指くわえる日本。

2015年4月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

「ウエスチングハウス(WH)が中国の国家核電技術公司とアライアンスを組んでトルコの新しい原発に手を挙げ、優先協議権を得たようだ。そっちは承知の上なのか?」 昨年11月、経産省幹部は米エネルギー省(DOE)関係者の電話に仰天した。トルコ政府が新たに新設を発表している原発4基について優先的に協議できる覚書に中国のエンジニアリング企業、国家核電技術とWH連合が調印したというのである。わざわざDOEの関係者が経産省幹部に知らせてきたのは、WHの親会社が東芝であり、経産省が東芝傘下のWH製の最新鋭原子炉「AP1000」を“日の丸原子炉”に位置づけていたことを知っていたからだ。慌てた経産省幹部は、すぐ東芝幹部に連絡を入れ、真偽を確かめた。が、返ってきたのはなんとも歯切れの悪い返答で、「現在、確認をしている」というものだった。つまり、東芝は子会社WHの動向を把握していなかった ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。