下村「博友会」は安倍「安晋会」と瓜二つ

安倍首相が文科相を辞めさせないのには理由がある。官房長官時代に追及された「古傷」がうずくから。

2015年4月号 POLITICS

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安倍政権が「政治とカネ」の問題で「炎上」している。中でも下村博文文部科学相の「博友会」問題は会費と偽って政治資金を集めた疑いがあり、捜査当局も関心を寄せている。また博友会のように、本来政治団体なのに任意団体にしているとみられるケースを追うと、安倍晋三首相周辺の「安晋会」という団体も浮かび上がった。下村氏は元学習塾経営者で、東京都議を経て1996年に衆院議員初当選、現在7期目。博友会問題は週刊文春3月5日号の記事が発端。博友会と称する下村氏の後援会が全国各地にあり、学習塾経営者らが入会しているが、東京の博友会以外は政治団体の届け出をしておらず「闇の政治資金」を吸い上げていると報じた。政治資金規正法では、特定の公職の候補者を推薦、支持することを本来の目的とする団体は政治団体として総務省や都道府県選管に届け出た上で、政治資金収支報告書を毎年提出しな ………

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