2015年3月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
本誌既報の通り昨年秋以降、日本テレビの渡辺弘専務らを標的とする怪文書が飛び交い、物議を醸している。その第3弾もインパクト十分だ。「極秘情報がふんだんに盛り込まれ、社内の人間が関わっているのは明らか」(日本テレビ幹部)だからだ。第3弾が読ませるのは、4年前の福島第一原発1号機が爆発するスクープ映像を、当時の報道局次長が1時間半も報道させなかった経緯をバラした点。3月12日午後3時36分。日テレ系列の福島中央テレビの無人カメラが人類史上初めて原発が爆発する瞬間を捉えた。1号機の建屋が水素爆発で壊れ、白い煙が四方に噴き出している度肝を抜く映像だ。福島中央テレビは、この緊急事態を4分後にローカル放送枠で報じた。ところが、同テレビからスクープ映像の配信を受けた日テレは、爆発から1時間14分が経った午後4時50分に、漸く報じた。怪文書は、当時の酒巻和也報道局次長が「 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。