2015年3月号 POLITICS
公明党の寝返りで「大阪都構想」が息を吹き返し、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)は凄まじいペースでツイッター発信。5月17日の「住民投票」に向けてボルテージが上がるとともに、ケンカ気分も高揚してきたようだ。1月20日、橋下は突然「大阪都構想に関する職員のメディア対応禁止」を打ち出した。「情報発信の責任者は市長。現場の職員が勝手にあれこれ言うのは許さない」との理屈だが、狙いは市役所内部にくすぶる反対意見の「口封じ」。現場取材を拒否された格好の記者らは収まらない。「情報統制だ」と反発が広がっている。27日には、内閣官房参与の藤井聡・京大大学院教授(都市社会工学)がメルマガで「大阪都構想:知ってもらいたい七つの事実」を配信したのに噛みつき、「バカ学者」「公開討論に応じろ」と猛攻撃に出た。藤井の指摘は「大阪は『都』にはなれない」「今の都構想は大阪市の解 ………
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