「ユーロ瓦解」脅すギリシャ

「窮鼠」チプラス新政権が、緊縮トロイカの「猫」に噛みついた。離脱すれば衝撃は「リーマン・ショックの二乗」。

2015年3月号 BUSINESS [離脱危機でEU崖っぷち]

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グレグジット(Grexit)。ギリシャのユーロ圏離脱を意味するこの言葉が、欧州を闊歩している。1月25日の総選挙で政権の座についた急進左派連合(SYRIZA、シリザ)が、欧州連合(EU)などによる緊縮策を蹴っ飛ばしたからだ。ドイツが「膝を屈するのはギリシャのほうだ」と考えている限り、妥協の余地は乏しい。誰も望まない事態であるはずのギリシャのユーロ離脱がにわかに現実味を帯びてきた。40歳でギリシャ新政権の首相となったアレクシス・チプラスが就任後、真っ先に向かったのは、ドイツなど命綱を握る欧州諸国だった。が、成果なく帰国した首相は、EU、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)という「トロイカ」との交渉を終わらせると息巻いた。これまでの緊縮策への鬱憤が募っているのだろう。ギリシャのメディアはこぞってチプラス首相を凱旋将軍のように迎えた。新政権のダンディー男、ヤ ………

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