「代表選の影の主役は旧社会党系の赤松氏」と揶揄される。新体制でどこが変わったのか。
2015年3月号 POLITICS
民主党は1月18日の臨時党大会で岡田克也氏を代表に選出した。22万人の党員・サポーターを巻き込んだ代表選は、報道各社の「ネタ枯れ」時を突いたこともあり、耳目を集めることには成功。ただ、その後の党運営からは「何が変わったのか」という疑問への答えが見えてこない。10年ぶりに代表に就いた岡田氏の下で再生を目指す民主党に未来はあるのか。「『オール民主』の体制で民主党を再生すると言ってきた。それを体現する人事になった」。岡田氏は新執行部を正式に決めた1月22日の両院議員総会でこう強調した。幹事長には、岡田氏とともに野田政権を支えた「6人衆」の1人である枝野幸男氏が留任。政調会長には代表選を共に戦った細野豪志氏が、国会対策委員長には旧民社党系の重鎮、高木義明氏が就いた。代表を含めた4役はいずれも同じ役職を経験済み。高木氏に至っては3回目の登板となる。岡田陣営では ………
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