CIAは「アマゾネス」が仕切る

拷問問題に揺れるが、職員の半分は女性。副長官から「無人機の女王」まで戦う女たち。

2015年2月号 GLOBAL

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「そして汝らは真理を知り、真理は汝らを自由にする」1​9​5​0年代、米対外諜報機関CIA(中央情報局)が、首都ワシントンDCからポトマック川対岸のラングレーに本拠を移した時(現在の本部はマクレーン)、当時の長官アレン・ダレスは新築のビルの入り口にヨハネ福音書第8章第32節の言葉を刻んだプレートを掲げた。それが後にCIAのモットーとなったのだが、皮肉なことに今日、対テロ戦争中に捕らえたテロリスト容疑者に自白させようとして行った拷問問題で世間の厳しい批判を浴び、この標語の「真理」に悩まされている。しかし、CIA内部では確実に世代交代が進み、職員1万人のうちすでに半分は女性となっている。スパイの職場では「男女平等」が実現しているのだ。彼女たちは単なる事務職ではなく、スパイ活動や暗号解読、地図の作成や情報分析などの任務に携わっている。多くは30代で、テロリストの追跡 ………

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