都道府県庁所在地別の地震発生確率の首位は横浜、2位は千葉。都庁のある新宿も前回予測の26%から46%に跳ね上がった。
2015年2月号 LIFE [「防災・減災」待ったなし!]
政府の地震調査委員会は12月19日、日本列島各地の「今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率」を再計算し、発表した。都道府県庁所在地別の発生確率で全国一は横浜市の78%、前回から大幅アップだ。上昇率が最も高かったのは東京(都庁のある新宿区)で、前回の予測26%から46%にほぼ倍増。都心部で地震が非常に起きやすくなっているわけだ。関東圏では水戸市が前回より8ポイント上がって70%、さいたま市は51%で前回が30%だったから、これも発生確率の大幅上昇だ。千葉市も73%と、首都圏各地は軒並み高い確率となった。今回の確率計算は、1千年に1度という東日本大震災が起きたことを教訓に算定方法を改めた。「想定しにくい大規模地震」を考慮した計算は初めてだ。
東日本大震災の影響で日本列島は地震・火山活動が活発化した。地震発生確率が大幅に上昇したのは、大震災の震源域に隣接 ………
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