米中「CO2削減合意」で肩身が狭い日本

2015年1月号 LIFE

米国と中国は11月、温室効果ガスの削減目標で合意を打ち出した。北京で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の閉幕後、習近平国家主席はオバマ大統領を中華権力の中枢「中南海」に招き、歓待した。ノーネクタイでの散策を通じ、練り上げた共同宣言は二つの超大国による協調の証しだ。米中は合意をテコに2​0​1​5年にパリで開かれる「気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」での主導権の発揮を狙う。あおりを受けるのは、福島原発事故によって「クリーンエネルギー」を封じられた日本となる。とはいえ、合意は実際には「オルタナティブ(代替措置)」にすぎない。サイバー空間での戦闘が続く米中間には、わだかまりが残っており、外交、安全保障、経済政策で協調できる、めぼしい玉がなかったためだ。米政府筋は「環境だけが協調できる分野だった」と振り返る。その内容もよく見れば「 ………

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