金正恩「ジグザグ」に潜む焦燥

拉致再調査を延期して日本を翻弄。足を引きずり、杖をつくムラっ気はなぜなのか。

2014年12月号 GLOBAL

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最近の北朝鮮は態度がめまぐるしく豹変する。日本の拉致被害者再調査の結果発表を延期する一方で、高級幹部が電撃訪韓した直後に国境で銃撃戦が起き、南北会談が中止になった。そして金正恩第一書記の40日間の動静不明と足首の関節手術(?)で杖をついての登場……「寂しがり屋」の金正恩、注目を浴びてさぞ嬉しいかもしれない。極めつけは米国の専門家に囁かれ始めた「労働党組織指導部による院政論」、つまり「正恩かかし説」である。ただ、米国の専門家、学者はえてして西欧的な価値観、世界観で北を見ている場合が多く、軍事情報以外はあてにならない。張成沢を粛清させて金正恩体制を揺さぶろうと、韓国国家情報院(旧KCIA)が工作を仕掛けたという説があるが、米国の情報機関も「院政論」の拡散を通じて金正恩を疑心暗鬼にさせる心理戦を展開しているのかもしれない。中国でも「院政論」に近い分析 ………

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