ドイツ経済「ユーロの軛」で失速

設備投資不足と緊縮財政で自縛。デフレ回避の方策は見えず、メルケル首相に逆風。

2014年12月号 BUSINESS

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ドイツと日本の経済は似ている面が多い。ともに強固な産業基盤と高い技術力を持ち、世界有数といえる高いスキルの熟練労働者を抱えている。経常収支は基本的に黒字基調にある。「優等生」としてそれぞれ世界のお手本になった時期があったのに、いつのまにか色褪せてしまったのも同じだ。一体、ドイツに何が起きたのだろうか。ドイツの今年度(2​0​1​4年1~12月)の経済成長率は、主力の機械・プラント輸出が中国経済の減速や欧州景気の低迷、対ロシア経済制裁の影響などで落ち込んだため、1​.​2%程度にとどまる見通しだ。9月の輸出は前月比5​・​5%増と8月の5​・​8%減から持ち直したが、7-9月期の成長率は2四半期連続で縮小の可能性もある。3期目のアンゲラ・メルケル首相が率いる強気の政府でさえ、来年度に大きな経済の回復があるとは見ていない。ドイツの経済成長率はユーロ経済圏の平均を上回る ………

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