つくり手に、森を選んだシングルモルト「白州」

南アルプスの天然水をマザーウォーターに、豊かな自然に囲まれた世界でも珍しい「森の醸造所」で生まれたウイスキーの醍醐味。

2014年12月号 INFORMATION

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森の若葉のようなみずみずしい味と香り――。シングルモルト「白州」は、普段ウイスキーを飲まない人から女性まで魅了する爽やかな口当たりが自慢だ。ハイボールといえば「角」が定番だが、ちょっと贅沢な白州に、フレッシュミントを添えた「森香るハイボール」のすっきりした味わいが密かなブームを呼んでいる。「そこは世界でも稀な森の蒸溜所」と、サントリーが胸を張る白州の里を訪ねた。山梨県北杜市白州町。北に八ヶ岳、西に南アルプス甲斐駒ヶ岳を望む標高7​0​0メートルの高地に白州蒸溜所は佇む。サントリーの創業者、鳥井信治郎氏が、日本初のウイスキー蒸溜所を京都の南西、天王山の麓「山崎」に創設したのは1​9​2​3年。その50年後、2代目社長の佐治敬三氏が、山崎蒸溜所とはタイプの異なる新たな原酒を求めて開設したのが白州蒸溜所だ。そこは環境省の名水百選に選ばれる尾白川など、幾多の清 ………

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