0.3秒で超高速取引「初摘発」のお笑い

2014年11月号 BUSINESS

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本誌6月号の掲載記事「『超高速』株式取引の背信」で取り上げた米国のベストセラー、マイケル・ルイス著『フラッシュ・ボーイズ』の邦訳本(渡会圭子・東江一紀訳)が10月10日、発売された。原書刊行が3月末だから、6カ月余の邦訳出版と“超高速”なのには拍手しよう。版元の文藝春秋の尻を叩いた責任上、本誌発行人も巻末に「日本のフラッシュ・ボーイズ」という解説を書く羽目になった。それを予見したわけでもあるまいが、証券取引等監視委員会は9月5日、長期国債先物相場を相場操縦した海外の個人投資家に課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告したと発表した。『フラッシュ・ボーイズ』に出てくるアルゴリズム取引という自動売買システムを使って約定する意思もないのに大量の注文を出す「見せ玉」の手法で、他の投資家の買い注文を誘い出して値をつり上げ、自分は注文を取り消して売り逃げたという ………

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