平井ソニーを襲う「辣腕コンビ」

「無配転落」の責任を平井社長に押し付け、後継を目論む吉田・十時の野心が透けて見える。

2014年11月号 BUSINESS

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2​0​0​3年4月24日、ソニー会長の出井伸之(当時)は記者会見で04年3月期決算が3割減益となる見通しだと発表した。翌日、同社株に売りが殺到し、ストップ安まで下げた。これが引き金となり、日経平均は4月28日にバブル崩壊後の最安値となる7​6​0​6円まで下落。後に「ソニーショック」と呼ばれた。9月17日、ソニーは15年3月期の最終赤字が、当初見込みの5​0​0億円から2​3​0​0億円に広がるという業績下方修正と、無配転落を発表した。無配は1​9​5​8年の上場以来初めての出来事だ。翌日の東京株式市場で同社株は一時前日比13%安まで下落し、終値は9%安で引けた。とはいえ、株式市場に影響を及ぼすことはなかった。「ソニーが市場の動揺を誘うなんて昔の話」。市場関係者にとって、ソニーの赤字は見慣れた光景であり、「ソニーショック」はもはや死語だ。

リストラ断行の立役者

赤字幅拡大の主因は、社長の平井一夫がエレキ再 ………

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