「中立化」しかない東ウクライナ

対ロ制裁強化は逆効果。ロシア国民の愛国心をあおり、プーチンを勢いづかせるだけ。

2014年10月号 GLOBAL

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ウクライナのヤヌコビッチ政権が大規模な反政府抗議運動(マイダーン)で崩壊して半年、ウクライナをめぐるロシアと西欧の対立は新段階に突入した。東部ドンバス地方でウクライナ政府軍が優勢になると、ロシアは国境を越えて軍を派遣、親ロ派反政府勢力への軍事支援を拡大させた。ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領はこの越境を「侵略」と断定し、リトアニアのグリボウスカイテ大統領もロシアは「ヨーロッパと戦争状態にある」と述べたが、反体制派が盛り返した結果、ウクライナ政府は9月5日、東部地域に「特別な地位」を認める停戦協定に合意せざるを得なくなった。これでロシアは今後の憲法制定や東部の自治権に関する交渉で優位に立った。本格的な政治決着は10月26日のウクライナ総選挙後になるため、今後の情勢はまだ不透明だ。停戦合意にもかかわらず、NATO (北大西洋条約機構)はウクライ ………

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