米国「車版サブプライム」ブーム

量的緩和は10月打ち止め。来年利上げへ瀬踏みが始まったが、あの「リーマンの元凶」が復活するとは。

2014年10月号 BUSINESS [ポストQEへドル高]

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8月23日、米ワイオミング州の保養地ジャクソンホールで開いた恒例の金融当局によるシンポジウム。今年、注目を集めたのはジャネット・イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長よりもむしろ、マリオ・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演だった。景気の下振れに加えて物価もゼロ%近傍まで失速し、「ユーロ圏の日本化」が人口に膾炙していたからだ。ドラギ総裁は金融の追加緩和を示唆し、9月4日のECB理事会では一段の利下げと資産担保証券(ABS)買い入れの方針を示した。崖っぷちの欧州経済を救ったドラギ・マジックは、ジャクソンホール演説後に量的緩和第2弾(QE2)に踏み切った4年前のバーナンキFRBを彷彿とさせる。ECBが追加緩和したところで、ユーロ圏内で銀行貸し出しが増えるものではないことは、当のドラギ総裁がよく承知している。本丸は外為市場でのユーロ相場の低め誘導による、欧州の輸出後押 ………

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