尾を引く「女生徒とLINE」府議騒動。結いの党と並んで橋下維新の支持率はゼロ。
2014年10月号 POLITICS
橋下維新の「大阪都構想」が胸突き八丁の正念場を迎えた。大阪都実現には①大阪府・大阪市による法定協議会で設計図(協定書)を作成、②協定書を府市両議会が承認、③住民投票、と三つのハードルを越えねばならないが、他会派を排除して単独で作った協定書案を維新が総務省に提出。激しい対立の中、総務大臣は結局、文書で苦言を付しながらも維新案を了承した。次は最大の壁「両議会の承認」の突破。だが過半数を握る野党各派は怒り心頭。先行きは暗雲に覆われている。
9月5日、橋下徹市長、松井一郎知事は、浅田均法定協会長から笑顔で協定書を受け取った。大阪維新の会の代表、幹事長、政調会長が勢ぞろい。大都市地域特別区設置法に従い首長に協定書を送付するセレモニーだ。無理に無理を重ねた経緯が、三人の頭をよぎったに違いない。法定協の自公民の府議を一方的に解任した「クーデター」を皮切り ………
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