朝日新聞轟沈、牙を抜かれる「リベラル」

「2つの吉田問題」で満身創痍の朝日新聞。毎日新聞が3大紙から転落した「西山事件」の二の舞いか。

2014年10月号 DEEP

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日本のナンバーワン・クオリティペーパーを自任する朝日新聞が、従軍慰安婦問題と福島第1原発事故に関する二つの誤報で満身創痍に陥っている。木村伊量(ただかず)社長は9月11日に記者会見し、誤報について謝罪するとともに、編集担当取締役の解任を発表、再生への道筋を付けた上で自らも辞任する考えを示唆した。朝日は土壇場で踏みとどまったとの見方もあるが、リベラル・メディアの凋落を、世間に強く印象付ける結果となった。

部数減に広告減のパンチ

今回の騒動は、朝日が8月5日付朝刊で、「韓国・済州島で慰安婦を強制連行した」とする吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事(1982年9月2日付朝刊)について、証言を「虚偽」と認め32年ぶりに取り消したことから始まった。ただ、誤報と認めながらも謝罪や責任の言葉はなかった。紙面構成も、誤報の具体的内容を明確に示す「本記」筋の記事が1面にないまま、いきなり左肩 ………

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