「イスラム国」斬首犯モンタージュ

MI5が分析。英語が流暢な覆面男はアフガン系の20代か。場所もユーフラテス河畔と特定。

2014年10月号 GLOBAL

  • はてなブックマークに追加

8月19日、黒装束のテロリストが米国人記者ジェームズ・フォーリーの首を斬る衝撃的な映像が世界を駆けめぐった。イスラム教スンニ派の武装組織「イスラム国」(旧名ISIS)が殺害から数時間後、処刑場面を収めた4分40秒の動画を全世界に流したものだ。わずか2週間後には別の米国人記者スティーブン・ソトロフの同様の処刑の模様も公開され、次は英国人との処刑予告もあった。英国内担当の警察機構・英国情報局保安部(MI5)は、フォーリーを殺害した実行犯は過去1年以内にISISに加わり、シリアやイラクで戦闘員として活動する英国人イスラム教徒5​0​0人のうちの1人とみている。二つの映像の処刑人は同一の可能性もある。英国政府は彼らが帰国してテロを起こす脅威が高まっているとして、国内の警戒レベルを5段階のうち、上から2番目に引き上げた。ロンドンにあるMI5の本部テムズハウスでは、音声分析家、 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。