習訪韓効果も空しく「朴槿恵離れ」

鳴り物入りの中韓蜜月だが、足元の保守支持層から「媚中」に反発。日朝接近に焦りも。

2014年8月号 GLOBAL

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「政熱経熱」――習近平・中国国家主席の訪韓中、中韓関係をこう表現する韓国メディアが多かった。しかも、歓迎一色の論調ばかりで、中韓首脳会談への批判的検討も、中国の狙いへの裏読みも、ほとんどなかった。大惨事となった旅客船「セウォル号」事故への対応でバッシングを受けた朴槿恵(パククネ)大統領にしてみれば、外交的な失点にならずホッとしたことだろう。おそらく、「中国の最高指導者が訪朝よりも先に訪韓を選んだのは異例中の異例」を自画自賛する韓国政府の外交当局のブリーフィングに基づくものだろう。その韓国大手メディアの報道ぶりに最も感謝しているのは、朴槿恵よりも習近平に違いない。東・南シナ海の海洋上における冒険的拡張政策、中国国内の人権問題、中国発の対外サイバー攻撃問題――といった他の西側メディアが追及するような話を韓国の記者たちは書かなかった。中国による防 ………

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